中国でソフトウェア著作権登録が急増、VRソフトなど新技術の登録も活発化

中国版権保護センターが公布した≪2016年中国ソフトウェア著作権登録データ報告≫によると、2016年の中国におけるソフトウェア著作権登録は40万件を超え、前年比39.48%の伸びとなった。

金融のソフトウェア著作権登録

2017年7月14日付の新華網によると、金融関連ソフトウェアが前年比100%以上の増加を見せるなど伸びが著しく、APPや、ゲーム、教育、医療、クラウドコンピューティングに関わるソフトウェアも40%以上の増加を見せている。

 

 

地域別では、ソフトウェア産業が発達している東部地区が全件数の8割近くとなっており、広東省、北京市、上海市がトップ3の座を占めた。ただ、西部地区が前年比43.68%の伸びとなるなど、それ以外の地域も急速な成長を見せている。2017年付の中国新聞出版広電報によると、東部地区の登録件数が多い理由は、ソフトウェア産業の発展や知的財産権保護に対する意識の高さのみでなく、著作権に関する資金補助政策なども影響しているようだ。例えば上海市では2013年に、ソフトウェアの登録に関して発生した費用を一定限度まで補助することが定められている。
なお、登録を行った著作権者の約85%は企業だが、大学などの教育機関も1校当たりの平均登録件数では33.4件と企業の3.9件を大きく上回り、イノベーション・研究開発の能力を見せ付けたかたちとなった。

 

また、2016年はゲーム、教育、医療分野等で使用されるVRソフトウェアの登録が856件と急増したことも特徴的だ。ビッグデータも同様に伸びを見せており、こういった新技術の登録件数増加は、市場の成熟度と合致し、新技術に関わるソフトウェアの品質向上を体現しているとも考えられる。
今年4月にコンピュータソフトウェアの著作権登録料(官庁費)を無料とするなど、政府もソフトウェア著作権登録の関連政策を充実させていく方針で、提出書類の電子化やペーパーレス化など、手続面の利便性も高めていく考えだ。

 

(2017/7/28 日本アイアール A・U)

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