携帯電話の壁紙に関する2000万元の著作権侵害訴訟が中国で議論に

スマホの壁紙の著作権

 

携帯電話の壁紙に関する2000万元の賠償請求により、Shenzhen Voice Holdings Co.、Ltd. 「(以下,Shenzhen Voiceと呼ぶ)」とHuawei Technologies Co.、Ltd. 「(以下,Huaweiと呼ぶ)」の間の著作権訴訟が、中国で大きな注目を集めています。

 

先日、Shenzhen Voiceは、9月29日付で、HuaweiはShenzhen Voiceおよび子会社を被告として、深セン中級人民法院に訴訟を提起し、控訴状が送達されたと公表しました。
原告は「Pearl Aurora Pearl Theme Wallpaper」アートワークの著作権所有者であると主張しました。また、原告は被告が「Pearl Aurora Pearl Theme Wallpaper」アートワークを使用して、色純度を単純に調整し、被告が開発したHiOS4.1およびHiOS5.0において引き続き使用することとシステムプリセットの壁紙、および会議、ウェブページの表示、広告などの宣伝における壁紙の使用することは、原告の著作権および著作者人格権を侵害したと主張しました。

 

原告は、被告が直ちに侵害を停止し、公式ウェブサイトで原告に公に謝罪し、経済的損失と停止する合理的な費用2000万元を賠償することを要求しました。
この点に関して、Shenzhen Voice側は、裁判所が公正な判決を下すだろうという信念を表明しました。

 

なぜ携帯電話の壁紙が最大2000万元の著作権訴訟を引き起こすのでしょうか?
この訴訟は、中国の法律学界でも激しい議論を巻き起こしているようです。

 

美術作品の著作権侵害事件では、美術作品の人気、作成の難しさ、商業的価値、侵害者の使用、市場への影響度が高くないことも多く、裁判所がより高い損害賠償額と判決するのは困難です。最終侵害の裁定は、実際の損失、侵害する行為によって得た利益、あるいは合理的なライセンス料の計算基準に基づくことが要求されています。すなわち、侵害者が極めて深刻な侵害をした場合、裁判所は侵害の意図についての主観的な状態を考慮したうえで、上記の判断基準に従って補償額を増やすことだけができます。特に、中国の著作権法は、実際の損失、侵害する行為によって得た利益、または合理的なライセンス料に基づいていて、懲罰的損害賠償を3倍に倍増する規則をまだ導入していません。

 

現行の中国の著作権法では、法定補償額が500,000元に制限されています。つまり、侵害者が著作物の補償を使用する場合、法定補償規則に従って、裁判所は最大50万元の補償が与えられます。
したがって、法定補償は、実際に害が少ない著作権侵害の場合にのみ適しているといえるでしょう。
著作権侵害の損害賠償金額は通常は小さいため、多額の訴訟費用を費やしてまで争うこ意義があるかどうかという点は、よく考えてみる必要があります。

 

(2019/11/26 日本アイアール B・Y)

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